【短編】9ソングス観ましたの感想【ネタバレ注意】
下ネタ満載なので苦手な方は回れ右。スケベな方はそのままどぞ。
<官能珍PO>
〇ーーーーッk〇!!
良い歳した大人が叫ぶ言葉じゃありませんよ、ほんと。
私はTSUTAYAディスカスをしているんですけど(この記事はプロモーションを含みませんニャ^ↀᴥↀ^突然のネコぉ)、洋画コーナーを眺めているとふと目についた「9ソングス」。
この本作品の待機リストに人が連なっているのを見て少々驚きましたね。
確かこの映画、大昔に観て(途中退屈になって)寝落ちしてDVDを即売却したような記憶が微かにあるような・・・。
filmarksで調べてもおしなべて皆さんは「Hばかりしてる」とか「監督のオ〇〇ー」だとか酷評されている本作ですが、
何故にTSUTAYAディスカスだけこんなに人気あるのか。
みんな大好きマイケル・ウィンターボトム監督だからなのか?
(バタフライキスとかGONOWとか24アワーパーティーピープルとかCODE46とかひかりのまちとか地味で良い作品が多い気がする)
まあ、みんなスケベなんだろうな。
私もスケベ。あなたもスケベ。
いやいや、っ!汗
ひとつ言い訳をさせてくださいませ!
本作品のあらすじとして(当時の)新旧ブリティッシュ・バンドのライブ映像が交互に出るというのがございまして、
私の青春を彩ってくれたフランツ・フェルディナンドが出ているのですよ!
ムック本も買ったりして、完全に私の中ではアイドル的存在でしたね。
あと(言い訳二つ目)、
本ブログのポリシーは「猟奇B級Z級珍作」を語るでございますが、本作品は「珍作」に該当すると思うのですよ。
チン〇なだけに。
<ネタバレも糞もないストーリー>
しどろもどろになった後で本作品を観ましたよっと。
喘ぎ声が「ああーー!!」と大声だったら(集合住宅的に)大変困るので、イヤホンをして挑みました。その心配は杞憂に終わったのですが。
本作のストーリーは、
ロックバンドのライブ映像の合間に男女カップルがヤリ続ける。
ほんとうにそれだけのお話であります。
スクショすらも撮りませんでした・・・。
詳細は、今は南極大陸にいる男のほうが別れた女との思い出に浸る、というところかしら。
(主人公たちは窓を開けて〇ッ〇〇するんですけど、近所の人が通ったらええねん!
と思いましたが部屋が二階でした。)
ロックバンドのライブ映像のときにわざわざ歌詞を日本語字幕にしているので、主人公カップルのどちらかの心情を表しているのか、今は南極大陸にいる男の方の心情を表しているのかな、とは思いました。
もしくは、
特に何も意味が無い、のかもしれませんが。
途中、フランツ・フェルディナンドだけが単なる車内BGMとして(字幕なし)だけ使われたときは、「ウィンターーボトムーーー!!(怒)」と叫んでのですが、最後にちゃんとライブ映像が流れてひと安心でしたね。
<女優さんの身体がきれい>
これでは、私の中の淀川長治先生が怒り狂うので、本編の良いところを見ていきたいと思います。
主人公カップルの女のほうを演じた女優さんの身体が少年のようにほっそりとしていて、とても羨ましかったですね!
私は酒とラーメンで肉体づくりに励んでいる正統派ブリティッシュ体系なので、本編の彼女の身体には惚れ惚れするものがありました。
(私はぽっちゃりした女性が好きですが、自身は細くありたいという何ともいえん心理状態なのです。)
想像しやすく解説しますと、まるでジェーン・バーキンのような身体と申しましょうか。
<モザイク問題>
映画好きの人たちはずっと戦っていると思うんですけど、映倫と。
本作は本作なだけにモザイクが沢山かかってるんですけどね、それでもビックリするぐらい映ってます。何がってナニがです。男女両方の。
多分ですけど、前貼りとか貼ってないです。
演技じゃないように見えます。俳優っていう仕事はほんと大変だなぁと思いましたね。
特典映像で確認しましたが、実際の恋人同士でもないみたいだし。
〇〇〇を舐めるシーンは何とか撮りようがあると思うんですけど、チ〇〇もマ〇〇も。
湯舟で二人で浸かってて、女が足で男の〇〇ポをイジるシーンがあるんですけど、あれは本当にイジってるんじゃないかなあ??
何かねぇ、本当にヤってるみたいに撮ってて、その技術と俳優たちの根性が凄いと思いました。
<狙ったかのような上映時間>
この本作の上映時間はなんと69分。
(ンまっ!!イヤラしい!!!)
映画としては稀に見る短さですよね。だけど、長く感じました。
ヤってはいるけどエロくない、というか。
かといって、もしエロかったとしても、セックス場面ばかり観て興奮はできないんだな人って、と悟りが開けたような。
年齢のせいかなとふと思いましたが、大昔に観たときは私は若かったわけで。
当時も「退屈だなあ」と思った記憶が印象に残っていますからね。
「大人になって観たらまた感想が違ってくるのかな?」と思い、本作を手に取りましたが、感想は昔と同じでしたね。
途中から隣のテレビ(テレビ二台を横一列にして置いているのです。)で、NHKの大人気ドキュメンタリー番組『72時間』を流していました。
これ、当時に劇場で観た人たちは困ったろうなあと。
私はこうして自宅でDVDで西洋人カップルの〇〇〇鑑賞かつ隣で日本人の人生の業の深さを垣間見たりして、何とかごまかしごまかしで疾走完了しましたけでも、劇場じゃあ身動きもできないわけで。
ずっと視線をスクリーンに注がないといけないわけで。
大変気まずかったろうなあ、と。本編終了後は観客全員が劇場内の者たちを戦友として捉えたでしょうねえ。
<恋人関係と夫婦関係って違うよね>
というわけで、本作はお互いのリビドーが完全に一致している幸福なカップルのお話でありますが、途中で女が21歳と台詞の中で明らかにされます。
男の方が明らかに見た目が年上なので、「あぁ、これは年下に振り回されるパンテーン」だと思いました。
ウチは、
ダイアン使ってます。
(ツイン・ピークスのファンだからです。嘘です。お手頃価格だからです。)
そうなのです。最初は主人公の二人はほんとうに幸せそうです。
鼻からコカイン吸ったり(ドラッグやってる場面を見るとザ・ブリティッシュ映画!って感じがして良い。紅茶を飲むようにコカイン吸うな!)、国内旅行したりとお気楽なモンです。
しかし、途中から不穏な雰囲気が・・・・
男が自宅で家事をしていると「ジーーーー」という雑音が。
その音を辿ってみると、なんと!!女がベッドの上で正々堂々とロー〇ーでオ〇〇ーをしているのです!!
は?
う~んと???
は?
時々ねえ、こういう「性」が絡む映画を観ると不思議なシーンに出くわすんですよね。
片思いしている相手に向かって〇〇ポをシゴきながら歩いていくシーンとか。
(↑『ゴッズ・オウン・カントリー』良い映画です。)
本編のこの彼女も、彼氏の家の寝室で〇ーターでオ〇〇ーとか、やはり、海を越えれば極東の小国で暮らす小市民の常識とはなんとちっぽけなものだろうと痛感いたしますね。
そんなとてもオカシな状況で、男のほうは冷たい視線を投げかけます。
そりゃそうだ。
若い女のほうは「退屈だ!退屈だ!」(この映画がな!!)と男に言いだすようになったりして、精神的にも肉体的にも離れていきます。
最後は女がアメリカに帰国するっつうことで少しヨリを戻したりして、マイケル・ナイマン誕生日記念ピアノ・コンサートでラスト・セッ〇〇。
(別れる前に一発ヤルか、ということですね)
そして女はアメリカに帰国しましたとさ。めでたし。でめたし。
まあ、私はですね、人は結婚しても良いししなくても良いと思っています。結婚がゴールではありませんもんね。結婚という選択肢があったら良いな、と思うだけです。
ただ、恋人さんたちには結婚したらいろんなことが変わりますよ、と云いたいですね。
本編の主人公たちは夫婦にはなれませんね。
「なれない」はちょっと言葉の選択が違うなあ(結婚至上主義や選民意識はキライなので)。う~ん・・・「ならなくてよかった」と云うべきか。
ただ、ヤッてるだけだもんなあ。
そこに愛はあるんか?
という。愛だけが全てじゃないですけどもね。
というより、ずっと一緒にいたがっている?男は横に置いといて、女のほうが21歳という若さもあってずっと同じ場所(男)にはいられないという感じがしましたねえ。
主人公カップルが肉体だけでなくって、精神的にどう愛し合っているのかちっとも分らんかったばい。
別にどうでもいいですけどね。(ハッハッハッハ笑)
しかし、案の定、女が帰国する日になって初めて女の部屋に男が招かれたんだって。
お前ほんまに彼氏やったん?
セフレ?
<お前どういうことやねん!!>
ということで、特典でマイケル・ウィンターボトム監督のインタビューを観ました。
ゴチャゴチャと難しいことを話していましたがこの映画は実験的映画、らしいです!!
うん・・・知ってた。
知ってたよ、マイケル。
演じてくれる俳優を探すのに苦労したんだとか。
そりゃそうだ。当たり前田のクラッカー!!
あと、上映時間の69分はシックス・〇〇〇じゃなさそうです。
「69」という数字を見てニマっとしたそこのお前!!
このドスケベが!!
本編のセッ〇〇・シーンが演技なのか本番なのか何となく明言を避けてたような印象でした。インテリ特有の人を煙に巻くような話法でハッキリとは云いませんでしたね。
カールスモーキー・ボトムと名付けるよ、君を。
<星の数ほど消えていくロック・バンド>
特に英国はその傾向が著しく感じますね。音楽メディアが本当に酷いですからね。
新人バンドを見つけてきては持ち上げる→叩く、気に入らないバンドは徹底的に叩く。
そんな感じ。特にブリット・ポップ時代は酷かった。
(最近は私は洋楽も邦楽も音楽全般に明るくないので今現在はどうなっているのか知りませんけどもね。)
そのせいか、英国ではロック・バンドは出てきては消え、出てきては消えの繰り返しですよ。
さて、本編に出てきたバンドたちが今どうなっているのか調べてみました。
ブラック・レーベル・モーターサイクル→現在も活動中。
ザ・ヴォン・ボンディーズ→解散するも’20年に復活。しかしコロナでツアー延期。
エルボー→現在も活動中。
プライマル・スクリーム→当たり前かのように現在も活動中。
ザ・ダンディ・ウォーホールズ→現在も活動中。
スーパー・フューリー・アニマルズ→活動中止。
マイケル・ナイマン→生きてる。
意外や意外、アニマルズ以外みんな活動中!!!
あと、新旧ブリティッシュ・バンドと云いましたがアメリカのバンドもいました。
すんまへん。
でも、「英国の音楽メディアは酷い」発言に関しては謝る気はないがな。
プライマル・スクリームなんて’82年から活動してるって、影のラスボスでしょうか。
私はもう追っかけてないので詳しくはありませんが、先日偶然に見つけたYouTube動画でボビーとスカイ・フェレイラが一緒に唄っていてほんとうに感心しましたよ、ボビーに。
バンドの解散や空中分解なんて私はほとんどカネの問題や思うてます。
稀に、病気や亡くなる等の悲しいこともありますし、なかには「家族と過ごす時間が欲しい」とぬかしてバンドを脱退する輩もおりますが(家族と過ごすのにも金がいるやろ金が!)。
本作に出演しているほぼ全てのバンドがこうやって生き残っているのは単純に嬉しいですね。
そして我らがフランツ!!
フランツもポールとカイル・マクラクランに似た人が抜けて少し悲しいですが、
アレックスの足がこれだけまだ上がるんだから大丈夫でしょう。
ミュージック・ステーションでの雄姿(笑)も忘れませんよ!
リッチー・サンボラもフランツ応援隊のひとりです。
怪抱ぽんず